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やっと晴れの暑寒別岳 [登山]

増毛町にある暑寒別岳にはこれまで4回、登っているが、いずれも山頂付近が雲に覆われていて眺望が効かず、登頂の達成感も半減していた。

今回は暑寒別岳の南にあってこれまで登ったことのない雨竜沼湿原コースから南暑寒別岳への登頂を目指して向かったが、このところの大雨の影響で登山口に通じる道路が通行止めとなっていたことから(写真)、急遽、予定を変更して暑寒別岳に登ることにして増毛町に向かった。
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増毛町からは二つの登山コースがあるが、すでに時間をロスしていることから手前にあって早く登山口に着くことができる箸別コースに決めた。
とは言え、このコースの六合目辺りには熊が住み着いているという噂もあって一人では心細い思いがしていたが、駐車場に着くとすでに4台の車が駐車されていたのと登山準備をしている間にも2台の車が来て、同じコースから登る仲間がいることに安堵した。
それでも熊除けの鈴を2個ぶら下げて登山を開始。

このコースの2合目までは平坦な登山道が続くため約1時間かかるうえに、その後も林に囲まれた登山道をひたすら登っていくのが特徴だが、登山道の所々に見られる熊の糞に気を引き締められる。
登山開始から約2時間半が経過する七合目になってやっと視界が開けてくるが、眼下に広がる増毛町の町並みと日本海のブルーに癒されながら、束の間の休憩。
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日本海の遠く向こうに利尻富士の姿が見える。(赤丸内)
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七合目からは頂上台地を目指しての急登が始まるが、オーバーヒート気味の身体に冷風が気持ちよい。
前回の「山の日」にもう一つのコースである暑寒コースから登った時は山麓では天気が良かったものの山頂に近づくにつれて霧が濃くなり、山頂では雲の中だったことから、その二の舞にだけは勘弁して欲しいと祈りつつ急登をこなしていく。

その祈りが通じてか5回目の挑戦で初めて雲のない遠くまで見渡せる山頂に立ったが、とにかく、これまで叶わなかった山頂からの写真を気の済むまで撮りまくった。
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西南方面=すぐ目の前には奥徳富岳と郡別岳。
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東南方面=大雪山連峰と十勝岳連峰が見える。
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一段落したところで昼食をとり、さらに悔いが残らないようにと下山前にも写真を撮って山頂を後にした。
所要時間が単独の山として登り4時間、下り3時間というのは決して楽ではないが、山頂からの眺望というご褒美があればそれも苦にはならない。
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