巣立ち完了（ハクセキレイ）

昨日（5/27）の朝、親鳥が巣の近くの電線に止まってヒナに巣立ちを促していたので、車庫のシャッターと側面にあるドアを開放しておいた。


自分が不在の日中に巣立ってしまうことが考えられたが、帰宅すると電線に止まっている親鳥の姿が確認できたことからまだ巣立っていないヒナがいることを察し、車庫の中を覗いてみた。
すると巣から出て梁の上にうずくまっている一匹のヒナを発見したが、こちらの気配に驚いたように飛び立ち、車庫の外へと巣立っていった。
するとそれにつられるようにもう一匹のヒナも何処からかバタバタと飛び出してきて車庫の外に巣立っていった。
他にもまだ巣立っていないヒナがいるかもしれないと思い、探したら反対側の梁に止まっているヒナを発見したのと同時に車庫の中を飛び回って外へと巣立っていった。

三匹が巣立って残る一匹については見当たらなかったことから一足早く巣立ったのだろうと思っていたが、それでも親鳥が車庫にやって来たので巣立ったヒナの数を計算できないのも無理はないと思っていた。
ところが、今朝になっても親鳥が電線に止まっていたので、「ヒナはもういないよ！」と親鳥に語りかけながら車庫に入るとヒナが飛び出していったのでこちらがビックリ。
結果的には昨日の段階ではもう一匹残っていたことになるが、親鳥はヒナの数は数えられなくてもヒナの発する声でまだ残っていることを確認していたことになる。

車庫から飛び出していったヒナは親鳥がすかさず追いかけて確保するが、間もなくバラバラに巣立ったヒナも親の誘導で再び集団となり、親はヒナが自分でエサを捕れるようになるまでエサを運んでは口移しで与える。

巣立ちはあくまでも成鳥になるための一過程にすぎず、むしろ巣立ってからが厳しい環境が待ち受けている。